こんにちは!arioです!
八ヶ岳方面の登山第2回!今回は「権現岳」に行ってきました!
あの有名な「赤岳」の隣の山になります。私も経験値をためて「赤岳」に早くチャレンジしたいところです。。。
今回の登山で初めて私はあまりの怖さに途中で引き返そうかと悩みました。。。でも勇気を振り絞って最後まで登りぬき山頂に無事到達しました!!!おまけにのぼりの途中で若干道迷いもしております。。。ちゃんとGPS地図を見ていたのに。。。
初心者や鎖場慣れしていない方にとっては、焦るぐらいビビるスポットがある山、それが「権現岳」と私は言います!!私の事前調査が甘かったのも良くないとは思いますが。。。
そんな危険スポットアリの「権現岳」の観音平からの登山道について初心者視点でご紹介させていただきます!
権現岳の概要
「権現岳」は山梨県の八ヶ岳地区にある標高2715mの山です。
八ヶ岳連峰の最高峰「赤岳」のお隣の山になります。
観音平駐車場からのスタートで標高差1246m、総歩行距離で10.9kmの登山道になります。※おなじみのYAMAPによる自動生成された値になります。時間にして30代男性の私の脚で7.5時間掛かりました。
標高2700m級ともなると景色は圧巻です。また頂上を示す看板が、とんでもないところにあります!ガレ場・鎖場をクリアしてきた初心者の私にはとんでもなくビックリでした。。。
観音平駐車場登山口からの登山道の特徴
観音平からの登山道の特徴は。。。
「開始早々、登山道が分かりにくく道迷いするスポットアリ!頂上までの勾配はそんなにきつくないです。しかし頂上手前のガレ場・鎖場にて突如レベルが高くなる」というのが、この登山道の特徴です。事後になってしまいますが、初心者や鎖場慣れしていない方にとっては、「ハーネス・クイックドロー×2・ヘルメット」の3点セットがあると非常に安心だと言えます。
下の写真が私が道迷いしてしまった地点の様子です。登山道のどの辺りが該当するかは後程、注意点の章でお伝えさせていただきます。苔むしたこの場所を通過中、気づいたらピンクの登山道マークを見失っていました。当時GPSの地図上では、登山道から離れていなかったので少し安心しきってしまいました。。。写真のようにはっきりと「ココが登山道だ!」とわかりません。。。
下の写真は、頂上手前のガレ場&鎖場スポットです。ご覧のように初心者の私にとっては前に人がいなければ、ここはいったいどこを歩けばいいのだろうか?状態です。。。足を置く場所、手を置く場所、1つ1つ丁寧に探しながら登ります。
ガレ場・鎖場慣れしていない方にとっては、非常に気力体力を使い疲れますが、達成感と貯まる経験値が非常に多いと感じました。私にとっては、今回のガレ場・鎖場経験により大きく成長できたと思っています。登りでかなりの気力体力を使い身体を慣らした分、帰りにはスイスイ~と鎖場を通過してくることができました!でも登山の基本ですが下りの方が油断は禁物!気を抜かずに通過しましょう。
今回の経験を通して改めて重要さに気付かされたことがあります。それは、、、「事前に登山道の特徴をできる限り把握しておく」こと!「必要な登山ツールを持たないまま、今回のような危険度の高い場所に到達してしまったらなす術がありません!」と考えるくらい慎重になって事前調査を怠らない方が良いと私は考えます。
とは言っても集められる情報に限界があるのは事実。。。私は今回の事象を通して、できる限りネット検索や知り合いの経験者を頼りに現地状態を写真で自分の目で確認することを大切にしよう!と考えるようになりました。写真を自分の目で見て、見たものを基にして自分の技術力と照らし合わせて通過の可否や必要なツールについて吟味することを徹底することをオススメします!
観音平駐車場登山口からの登山の注意点
注意点は大きく分けて4つです。
- 道迷いスポットアリ
- 頂上付近のガレ場にて先を行く登山者からの落石の危険アリ
- 先が見えない、足場も狭い、難易度高めの鎖場が頂上付近にあり
- 慣れない鎖場で無理な態勢で勢いをつけて登ってしまう事で、登り途中で身体を痛める可能性あり
1.道迷いスポット
上の章でもお伝えしたように苔むした場所で道迷いしました。ほんとどこ見ても同じような景色で登山道の見分けがつきません。。。
おまけに足元は下の写真のように若干フワフワしていて陥没しそうな箇所もあり、かなり危険。。。ストックで丁寧につつきながら確かめて前に進んでいきました。※本来ならばココは歩くはずではない場所なので、ここに迷い込んでしまっていたら要注意です。
下の写真が私が道迷いした地点の地図になります。編笠山と分岐点である「押手川」の少し先になります。意外とすぐには上の写真のような苔むしエリアを抜けることができませんでした。なので苔むしエリアに侵入してしまったらすぐに地図を確認して進行方向の修正をしましょう!!
2.頂上付近のガレ場にて先を行く登山者からの落石の危険アリ
写真のように割と大きめなサイズの岩がゴロゴロとしたガレ場が頂上手前付近で出現します。岩が落ちてくるのは当然なのですが、私が登っている最中は、まさかの先を行く人の荷物が降ってきました。前回の「三つ峠山」の時と同様に「らーーーーく!」という誤って落下物を発生させてしまった時の掛け声に注意しながら先に進みましょう。
3.先が見えない、足場も狭い、難易度高めの鎖場が頂上付近にあり
写真のように先が見えません。。。これは鎖を伝って横にカニ歩きしていけばいいだけなので、まだマシなのですが、鎖のつながっている先が見えないような場所もありました。。。
下の写真のように足場もなかなかの狭さです。。。ここから滑落したらひとたまりもないので、とても気を付けて通過しなければならない箇所です。この記事の冒頭でもお伝えしたように、安全のためハーネスを装着していれば、だいぶ気持ち的にも余裕が生まれます。初心者や鎖場慣れしていない方は、是非「ハーネス・クイックドロー×2・ヘルメット」の3点セットの持参をオススメします。
4.慣れない鎖場で無理な態勢で勢いをつけて登ってしまう事で、登り途中で身体を痛める可能性あり
私の実際の体験談にはなりますが、高度感の凄さに圧倒されて気持ちに余裕が無くなり、よろしくない態勢のまま無理やりよじ登り、踏ん張る最中に太ももに少し違和感を感じる場面がありました。こういう時こそ冷静に対処することが大切だと学びました。当然怖いのですが、無理のない態勢づくりを確実にしながら先に進むようにしてください。行きは何とか頑張って通過できても負傷して帰りは通過できない状態になってしまってはアウトです。。。
写真のように岩には赤丸などの印が書かれています。登山初心者の方にとっては、私もそうでしたが「えっ!?こんなところを進むの??」という方向に印が書かれていたりします。下の写真の場合は左下あたりに赤丸印が掛かれています。
下の写真の場合には、右側に赤矢印マークが掛かれています。これらの写真のようにマークを頼りに安全に進める手や足の置き場を見つけながら確実に先に進んでください!!
ここをクリアできた私は群馬の谷川岳の西黒尾根の鎖場を怖がらずにクリアできました笑
arioが登った登山道の様子を写真と共にご紹介
最初は勾配もない林道からスタートです!
徐々にゴツゴツした斜面が登場し始めます。
先程のゴツゴツした地点の途中に上の章でお伝えさせていただいた道迷いスポットが現れます。。。写真のような苔むしだらけスポットに自分が立っていたとしたら要注意です!お気を付けください!
道迷いスポットを抜けると徐々に景色が開けてきます!!
下の写真は途中から見える富士山!!
富士山を時折眺めながら先に進むと、一つ目の山小屋「 青年小屋 」が現れます!
小屋のお隣には「 編笠山 」があります!
小屋を過ぎ、さらに進むと徐々にガレ場が登場し始めます。
ガレ場を進んでいくと、初心者の私をビビらせたあの鎖場の登場です。。。
鎖場を抜けるとホッと一息つける下の写真のような場所に変わります。
ここから先は、心配な鎖場が登場することもなく頂上に到達です!!ただし山頂の標高を示す看板は、これより少し登ったところにあります。初心者にとっては鎖場を通過でき、安堵したところで最後の試練の登場に再度、緊張します。。。
上の写真の山梨百名山の標識横に下の写真のような大きな岩があります。その岩の突端付近に山頂の標高を示す看板があるのです。。。笑
こちらが本当の山頂で撮った時の写真です。。。なかなか初心者にはスリル満点ですよ。。。
まとめ
今回は八ヶ岳にある「権現岳」について観音平からの登山口の特徴と注意点についてお届けさせていただきました。
観音平からの登山口の特徴は、
「開始早々、登山道が分かりにくく道迷いするスポットアリ!頂上までの勾配はそんなにきつくないです。しかし頂上手前のガレ場・鎖場にて突如レベルが高くなる」
です。
注意点は4つ!!
- 道迷いスポットアリ
- 頂上付近のガレ場にて先を行く登山者からの落石の危険アリ
- 先が見えない、足場も狭い、難易度高めの鎖場が頂上付近にあり
- 慣れない鎖場で無理な態勢で勢いをつけて登ってしまう事で、登り途中で身体を痛める可能性あり
できれば「ハーネス・クイックドロー×2・ヘルメット」の3点セットの持参をしてください!安全に楽しく登れると思います。
権現岳も前回の三つ峠山に引き続き、初心者にとっては気力体力共に消耗がすごいですが経験することで鎖場に対する体制を大いに身に着けることができると考えます!
是非、皆さんも登山技術のレベルアップを目指して挑戦してみてください!!
以上です!
ありがとうございました!!
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